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『 ひつじ田や鷺も鴉も雨も日も 』言葉あそび575交心w12k121804


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★ 言葉あそび575交心w12k121804

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ひつじ田や鷺も鴉も雨も日も

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 <自然に帰れ>
 「帰」は、もとの字は「歸」に作り、「○し師の偏」と「止」と「帚そう」を組み合わせた形です。「○し師の偏」は軍が出発する時祖先を祭る廟や軍社に祭肉を供えてお祭りをする肉のことです。軍が凱旋して帰ると、携えていったその祭肉を廟に供えて、無事に帰還したことを祖先の霊に報告する儀式をしました。「止」を添えて「帰る」という意味にしたものでした。


☆☆☆ 漢字物語0055『 「婦」 主婦が掃除する廟 』 へどうぞ!!! ☆☆☆
 


 神は殷の漢字が作られる時は、それぞれの部族の「祖霊神」だったのです。
 戦争に負けたら相手の祖霊神に帰属せねばならなかったようです。
 女が結婚して他の家の者になることを「帰とつぐ」といったそうですけれど、祖霊神にその家の人として認めてもらう儀礼をしたので「帰とつぐ」意味に使ったのだといいます。
 元々神は自然神だったのでしょうけれど、自然が所有されるようになって、戦争の時代に入り、祖霊神が祭祀の中心に坐ったのでしょう。祖霊神は部族制度が国家に発展していくと国家護持の神となっていきました。国家創生神話のはじまりです。
 そして神は宇宙の主催者となり、絶対神として人間も国家も支配することになっていきます。そういう絶対神を征服者が作りだしていったという方がわかりやすいでしょうね。

 けれど人間が実際に生きているのは自然の中です。
 自然は命への恵みでもあり、破壊でもあるのです。その自然の恵みを知り、破壊を知り、より豊かに、より幸福に生きていくのが人間の知恵であり、命の法則なのでしょう。
 地震を人間は止めることはできません。潮の干満を変えることはできません。引力の法則はこの地球を伸び縮みさせています。地球はゆっくりゆっくり移動しています。地軸も動き、月は遠ざかり、氷河期も来るでしょう。小惑星の衝突だって起こりうることでしょう。避けることの出来ない大きな生々流転の宇宙のエネルギーの中で命も生々流転しているのです。その大きな宇宙の生々流転のエネルギーの法則を神と呼んだり、サムシンググレイトと呼んだりするのでしょう。

 戦争は人間が作りだしたものですから、止めることも、なくすこともできます。
 原発も人間が作りだしたものですから、止めることも、なくすこともできます。
 憎しみも欲望も人間の心で起こるものですから、人間の心でコントロールすることができるし、愛と平和に満ちた共生の世界を創りだすこともできるでしょう。
 人間は素晴らしいとチャップリンさんは言いました。
 二つの宝物を持っている。想像力と勇気です。

 IMAGINE 原発のない世界を。
 IMAGINE 戦争のない世界を。
 IMAGINE 子どもたちが希望と勇気をもって生きることのできる世界を。


 ひつじ田や鷺も鴉も雨も日も   仁


 餓えれば鷺も餌に見えるか





★★★ 言葉あそび575交心x12k121703『 笛吹けず木枯らしの音に巻かれけり 』 への交心です。 ★★★
 





★ 言葉あそび575交心w12k121802

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ああいのちかくもけなげに冬すみれ

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 好人さん、交心ありがとうございます。
 いよいよ寂しい世紀になっていくのでしょうね・・・
 人間の欲望には際限もないようです。
 ダイナマイトの発明まではまだ文明への貢献も大きかったのでしょうけれど、それでも戦争に使われた時ノーベルさんは心を痛めました。自ら被爆してレントゲンを発明したキュリー夫妻もいました。
 宇宙の解明が原爆の発明になった時から、人類は破壊滅亡の道を走りはじめたのかもしれません。『独裁者』の地球儀を弄ぶ戯画を少数の権力者達は繰り返していくのでしょうね。DNAの操作は命の製造にまで踏み込んでしまいました。
 自然を神の領域として畏敬する心の世界は失われていくばかりなのでしょうね。

 憲法改正が正義顔で罷り通り、軍隊の復活が焦眉の急であるかのようなプロパガンダが横行しています。『原発ゼロは国を滅ぼす』という類の本が書店に並んでいます。
 その本の横にチェルノブイリの子どもたちの現実の写真を並べてほしいと思います。
 福島の子どもたちの未来を誰も奪うことはできません。


 人間が作り上げた神は民衆の目を針で潰しました。
 祭祀と軍備が権力者の神として世界を支配し、自然を破壊してきたのでした。民衆は民艸として権力者に隷従させられてきたのでした。

 自然に帰れ。
 ルネサンスは人間性の発見でした。
 民主主義の再創造の時代でした。
 けれど産業革命を通して、民主主義は経済至上主義と帝国主義の支配道具に転換させられてしまったのでした。
 二度の世界大戦を経験しながら、三度目が準備されているようです。
 日本もまたノーモア広島の心を裏切りはじめています。
 原発が核武装の戦略の中に位置づけられていることを公開して憚らない露払いが現れています。


 自然に帰りたい。
 民衆の声なき声です。


 だからこそ、今、自然に帰れ。
 自然を神として畏敬し、自然に学べ。
 自然は叡智の根源なんです。


 だからこそ、今、自然を神として畏敬する心を回復しなければならないと念じます。
 草莽崛起。
 目を見開いた民艸として、声を上げよう。
 破壊の道に屈従せず、自立共存の道を、連帯して、歩いて行こう。


 ああいのちかくもけなげに冬すみれ   仁


 われも自然の根につながりぬ





★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 言葉あそび575交心w12k121402『 死の灰のこの世を異界に変えゆくか 』 へどうぞ!!! ★★★
 


★★★ 優遊575交心w12k120801『 雪国を思えど雪に躍りたる 』 へどうぞ!!! ★★★
 



★。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★。・。・゜♪゜・。・。★


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言葉あそび575交心x12k121703『 笛吹けず木枯らしの音に巻かれけり 』



★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 言葉あそび575交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★





★ 言葉あそび575交心w12k121703

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笛吹けず木枯らしの音に巻かれけり

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 夜家の中で聞くもがり笛も怖いくらいにもの悲しくなりますけれど、旅の果ての北国の森か峡谷で虎落笛の音を聴いたらどんな心になるのだろうと想像してみました。けれど虎落というのは戦の時の竹で編んだ柵と言いますから、谷間に聞く風の音は虎落笛とはいわないのでしょうね・・・


 「笛」は「竹冠」と「由」でできています。
 「由」という字は、象形文字で、おそらくは「○ゆう」の形で、瓢箪の類(ひさご)の実が熟して溶け、殻の中がからっぽになった形だといいます。
 「由」のつく外の字を見てみると、瓢箪の類の実が熟して油のようになった状態を「油」といいます。
 中がからっぽで回転するものを「軸」。
 熟して油状になったものを抜き取ることを「抽」という。   。。。『字解』p667
 生活の中から漢字は作りだされてきたのですね。
 中がからっぽの竹を楽器として使用するものを「笛」というんです。
 笛、太鼓はコミュニケーションの最初の音利用だったのでしょうけれど、言葉が作りだされ、神が発明され、祭りが暮らしの中心理念を創りだしていくと、自然と音楽と踊りが神を楽しませ祈りを聞いてもらう儀式になってゆき、祝詞が歌謡に発展して、芸能集団も生まれてきたということでしょう。
 そして祝詞も歌謡も芸能も自然の絶妙の不思議な力の賞賛と模倣がその根源なのでしょうね。それは命のダイナミズムと悲喜交々の情感を共有し合うコミュニケーションの根源でもあるのでしょうね。


☆☆☆ 漢字物語0023『  「笛」 竹でできた空っぽのもの 』 へどうぞ!!! ☆☆☆
 


 わが天に霊降りて来よ寒昴   仁


 われ空っぽの口サイにやあらん


 太古のわたしたちの祖先は自然を神として交感しながら生きてきたのでしょう。
 今もわたしたちの根源的な心性は神=自然と共に在り、命の原点に帰れば、いつでも、どこでも、カミと見えることができるのだと思います。

 命の根源に帰れなくなると、ということは命の根源を見失うと、銭が神になったり、原発が神になったり、戦争が神になったりするのでしょう。
 そんな風潮が渦巻きはじめているのを感じます。


 笛吹けず木枯らしの音に巻かれけり   仁


 吹き飛ばされて踊りもならず





★ つけ句あそび575交心w12k121103

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凍て瀧や旅の果てなるもがり笛

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 > 石狩の木洩れ日の射す氷沼かな   夢呼


 光も凍てて虹となるらん   仁


 凍て瀧や旅の果てなるもがり笛   仁


 天地の霊の漲る夕べ





☆☆☆ 夢呼さんの『 「池谷幸雄体操倶楽部」 他 』 への交心です。 ☆☆☆
 





★ 。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 言葉あそび575交心w12k121402『 死の灰のこの世を異界に変えゆくか 』 へどうぞ!!! ★★★
 


★★★ 今日のそのまんま575で交心w12年12月10日『 雪国を思えど雪に躍りたる 』 へどうぞ!!! ★★★
 


★★★ 優游575交心w12q092201『 野晒しをこころに今ここ秋の風 』 へどうぞ!!! ★★★
 



★ 。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



言葉あそび575交心w12k121402『 死の灰のこの世を異界に変えゆくか 』

★。・。・゜♪゜・。・。★ 言葉あそび575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★





★★★ 言葉あそび575交心w12k121001『 雪落ちて森のゆらぎに異界の気 』 への交心です。 ★★★






★ 言葉あそび575交心w12k121401

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木枯らしや牧場に牛の影もなし

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 雲人さん、いつも交心ありがとうございます。
 お返し交心が遅くなってしまいました。ご寛容ください。


 「仰天は、アア、カミサマ、と天を仰ぐんです」と天を仰ぐことを仰天と呼びましたけれど、アア、カミサマ、は祈りの姿ですね。カミサマは天にいると殷の時代にはすでにそう信じられていたそうです。
 ひどく吃驚した時に仰天というのですけれど、「驚く」という字は「敬」と「馬」でできています。敬は尊敬の敬ですから、「馬」が「敬う」ことを驚くというんですね。
 馬は従順な家畜で人間に使役されてきました。犬と同じくらい飼い慣らされてきています。酷使しますから鞭で脅していうことをきかせるんです。鞭で酷使されてきたから鞭が怖いんですね。いつもびくびくしています。
 <馬はとくに驚きやすい動物であるから、イマシメられて(注意されて)驚く馬が驚で、「おどろく」という意味を示した>   『字解』p143
 馬はわたしたち民によく似ていますね。
 ニンジンを目の前にぶら下げられると余所目をしないで働くんです。

 「私」という字も「禾のぎへん」=稲作のために「ム部」=鋤を持って耕作させられる農奴を意味していました。王=神に使役されてきたんです。
 「民」は人間らしく生きたいという知恵を持たないように針で目を潰した形です。「見ざる聞かざる言わざる」の状態で酷使するんです。
 鞭が怖いのは馬だけではありませんね・・・
 今も事情はそう変わっていませんね。アメとムチが妖怪のごとく罷り通っています。・・・


 木枯らしや牧場に牛の影もなし   仁


 獣も人も塒に籠もる


 塒は唯一労役から解放された安楽の一休みです。
 でも、知恵を奪われていますから、安楽を貪るだけなのでしょうね・・・
 知恵を持ち合わせていないと遊ぶ力も湧いては来ないようです。
 凡愚老仁は、人間が持てるようになった最高の宝物は遊ぶ力、遊ぶ知恵だと思っているのですけれどね・・・


 尊敬の「敬」はどんな語源を持つのでしょうか?
 「敬」は「ケイ」と「ボク」を組み合わせたもので、甲骨文字は「羊の頭をした人が跪いているいる形」だそうです。羊の頭をした人というのは<牧畜をするチベット系のキョウ人で、犠牲に使うために捕らえられていた。ボクは小枝を持って打つの意味。敬は犠牲としたキョウ(羊の下に「儿部」にんにょう、ひとあし)人の前に神への祈りの文である祝詞を入れる器の口サイを置き、キョウ人を後ろから殴ウって神意を責めイマシ(人偏に敬)めるの意味でとなる。敬は何かを神に祈る呪儀であるから、そのときの神にうやうやしく仕える心を「うやまう」という>(『字解』p167)と解説してあります。

 驚きですけれど、もう既にこの頃からチベット系の人たちは侵略され、奴隷化させられていたんですね。人間の歴史は征服の歴史として、文字化された歴史にははじまっていくんです。
 ウィキペディアによると<中華思想(ちゅうかしそう)は正式名を華夷秩序(かいちつじょ)と言い、黄河の中流域(中原)で発生した極端な選民思想である。即ち、漢民族の内で「人間」扱いされるのは君主のみであり、臣下は「家畜」とまでは行かずとも「奴隷」を自称し、民衆は「民草」の表現通り「雑草」として扱われる。また非漢民族は「禽獣」と「虫けら」扱いとされ、征伐や民族浄化の対象となっている。>といいます。殷の時代にも中夏思想として同じような考えがはじまっていたのですね。
 ルネサンスのヒューマニズムの思想が誕生するまで絶対王政とカトリック教会がヨーロッパを支配します。市民革命にはじまる人権の歴史も帝国主義戦争で中断させられ、その帝国主義戦争の列強の世界戦略はなお強化されて米国覇権主義と復活中華思想の激越な冷戦状態に突入しているようです。軍需産業を支配する闇帝国が崩壊されない限り戦争を回避する道筋は戦争放棄の<平和憲法>の樹立と連帯しかないでしょう。
 個人的には自然法に則り、ガンジーさんの非暴力・不服従とチャップリンさんの反戦のヒューマニズムを道標に主体的な生を貫ける人間になっていくよう念じたいと念います。


 死の灰のこの世を異界に変えゆくか   仁


 銭という魔の跋扈する世に


 生贄のキョウ人を敬いの代行として作られた「敬い」の原義は、今でも、権力用語として使われているので、その異図を読み解ける能力と権力機構に騙されない主体性を培わなければならないことを開示してくれます。
 一休さんの頓知は権力言語に抗って生きる人間の知恵のことでしょうね・・・
 異界がこの世に現れていますけれど、この世はカミの現れる世だと凡愚老仁は念じるようになりました。


 本当に敬うべきは、命在るものを育み、守る天地自然の恵みと調和の大いなる力なのでしょう。その不思議な大いなる力を古代の人も、今の人も、等しく、カミと感じて、畏れ敬いの心を抱いて、祈りもし、請願もしてきたのでしょう。
 カミは自然の一つ一つであり、天地宇宙の総体であり、命と添い合って存在する何か、命の大本であるような何か大いなる力なのでしょう。


 降る雪や天に日月地に命   仁


 祈る心にカミ現れる


 交心の言葉によって、白川漢字の『字解』を読んで、言葉の始まりの好奇心を満たさせてもらっています。その上また一茶さんのカミに巡り遇いましたので、命令の神ではない、寄り添いのカミさんを、凡庸のちっご平野に探す楽しみも見つけました。
 お喋りがすぎましたけれど、雲人さんの寛容の心に寄りかからせてくださいね。

 ありがとうございます。



※ キョウ人=キョウは「羊部」の下に「儿部」(にんにょう、ひとあし)」の形。羊の頭をした人で、牧畜をするチベット系のキョウ人。犠牲に使うために捕らえられていた。

 ※ イマシめる=「人部」(にんべん)に「敬」。意味は戒める、縛める、誡める、警めるに同じ。「攴ボク部」(ぼくづくり、ぼくにょう)や「戈ホコ部」(ほこ、ほこづくり)で脅され、従順になる。





★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 言葉あそび575交心w12k121303『 凍星やひとつひとつの星に薔薇 』 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 優游575交心w12k120708『 相見んと念えど雪の深さかな 』 へどうぞ!!! ★★★
 



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