★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 優游575交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★
★ 言葉あそび575交心w12k123001
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捨てるものまだきりもなし除夜の鐘
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また、除夜の鐘を迎えます。
今は行く年来る年の除夜の鐘を聞きますけれど、子どもの頃は母の夜なべの姿を見ながら裏のお寺の鐘の音を聞いていました。最初の鐘の音が鳴るまでの沈黙がちょっと心地好かったのを想い出します。どうして除夜の鐘が打たれるのかわかりもしなかったのですけれど、何かが終わり、何かが始まる、その瞬間の緊張の心地よさだったのでしょうか・・・
捨てるものまだきりもなし除夜の鐘 仁
捨てず愛しむこころ新たに
除夜の除は「阝こざと偏」と「余」の組み合わせです。「阝こざと偏」は神が降りてくる階段の形です。日本の神さんは呼べばどこにでも降りてくるんですね。呼ばなくてもやはりどこにでも降りてきているようです。降りてきて様子を見たり、不具合があれば直したりしてくれるんでしょうね。天も地も神の恵みに満たされているんです。
けれど、恵みの神さんがいるだけではありません。自然は脅威です。いつどんな破壊が起こるかもしれません。今でも、怖いものは、地震雷火事親父です。親父ばかりは怖さも権威も喪ってきていますけれどね・・・
古代より生き物は生存競争の激しい世界を生き抜いてきました。適者生存で進化しながら生き抜いてきているんです。人類もまた同じで、生き抜いてくるためには強い集団を形成する知恵が必要でした。地震雷火事の災害と他所の親父との闘争を生き抜いてこなければならなかったんです。その災害からの防御と闘争に勝ち抜く知恵を神さんに授けてもらわなければなりません。その神さんの知恵を授けてもらえる力を持ったものが親父でした。その親父連合が氏族を形成し、氏族の親父が氏族の祖神を守って神の恵みと知恵を独占する祭祀のシステムが作りだされていきました。氏族を守ってくれるのは、氏族を形成し守り育ててきた氏族の祖霊たちです。それぞれの氏族が祖霊神を崇拝し、社を建て、祭祀のシステムを統治のシステムに整備していきました。氏族の親父が人々の生殺与奪の権力を握ることになったのです。親父に逆らえば非情に殺されます。また親父も氏族の生存を守ることができなければ、祖霊神への裏切りとして失脚し、殺されもするんです。
祖霊神は親父が支配する氏族の土地の守り神です。それぞれの氏族がそれぞれの祖霊神に守られています。自然は万物に対等平等ですけれど、氏神は他の氏族に対しては敵の神として悪霊になるんです。自分の土地を一歩出たら、悪霊の支配する危険な所なんです。天にも地にも悪霊が潜んでいます。
「余」はその悪霊を撃退する「取っ手のついた長い針」のことで、その呪器としての針で悪霊を排撃するんです。ですから、「除」は神が降りてくる梯子の前に「余」を突き立てて、邪悪な霊がここにはいませんよという証なんです。
邪悪な霊を取り除いたので、「のぞく」の意味になるのです。
「余」の関連文字に「徐」がありますが、「徐」も同じです。「彳部ぎょうにんべん」は道の四つ角の左半分です。その「彳部ぎょうにんべん」つまり道路に柄の長い針を打ち立てるのですから、道路に潜んでいる邪悪な霊を排撃し、安全にこの道路を通ることができますよ、という保証をしてくれるんです。「徐」は「やすらかに」や「ゆるやかに」という意味になるのです。
安全だけれど、ゆっくり徐行運転しましょうね・・・
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漢字物語0029『 「除」 地下に潜む悪い霊を除く 』 へどうぞ!!! ☆☆☆
序でながら、「道」の漢字のはじまりは怖いですよ。
どうして「首」が入っているのでしょうね・・・
推理してみてくださいね。
生贄のなき世はなかり水仙花 仁
香に酔い痴るゝ楽土に果てん
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『 游呼さん 数へ日 』 への交心です。 ☆☆☆
★ 優游575交心w12k122904
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変わり身の果ても見たかり除夜の夢
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> さよならを束ねて火種除夜の釜 游呼
除夜の音清浄釜の火清浄 仁
変わり身の果ても見たかり除夜の夜 仁
今日明日今ここ彼岸も今ここ
★ 。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★
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